接遇コンサルと接遇研修の違いとは？接遇力向上で企業に起きる変化

コンサルティングと研修の違い

まずは、コンサルティングと研修の違いをご紹介します。

・企業との関わり方

コンサルティングと研修の大きな違いは、企業との関わり方です。コンサルティングは、知識の獲得から実戦に至るまで包括的な関わりを持つのが基本です。コンサルティングの期間は最低でも半年～1年にわたることが多く、時間をかけて接遇力を上げるための仕組みづくりを行います。接遇力の知識を身につけるのはもちろん、現場での実践にも深い関わりを持ち、「接遇力アップ」という最終的なゴールに向けて企業と二人三脚で歩んでいくのがコンサルティングの特徴です。

一方、研修の場合、企業との関わりは一時的になります。1回あたり1～2時間程度の短い研修や2～3日かけて行う研修など、期間はプログラムによって異なりますが、いずれにしても事前に定めた期間内のみの関わりになるのが一般的です。社員やスタッフは、研修で学んだ知識を現場で実践し、自らの力で接遇力アップに向けて努めていかなければなりません。

このように、コンサルティングは包括的、研修は一時的な関わりを持つ点が両者の違いだと考えられます。

・費用負担

コンサルティングは研修と比べて長期間になりやすく、費用負担が大きくなる可能性があります。一方で、一時的な関わり方が中心となる研修は、短期間で終わることが多いため費用負担も軽くなる傾向です。予算も加味したうえで、目的に合った方法を選ぶことが大切です。

接遇力向上によって起きる変化

ここからは、接遇力を上げることによって起きる変化をご紹介します。

・リピーターやよい口コミの増加

接遇力が上がり、顧客の心情を汲み取りながら適切な対応を行えるようになると「またこのお店に行きたい」と思われやすくなり、リピーターの増加につながります。また、顧客の中に「このお店なら、他の人にも紹介したい」という気持ちが芽生えれば、高評価の口コミが増え、最終的には売上アップも期待できるでしょう。

・スタッフのモチベーションアップ

心を込めて接遇を行い、顧客から感謝の気持ちを伝えられる機会が増えれば、スタッフのモチベーションアップにもつなげられます。自分が提供するサービスによい反応が返ってくると「もっと頑張ってお客様を喜ばせたい」という思いが強くなり、さらに接遇力が上がるかもしれません。

・チームワークに一体感が生まれる

スタッフ全体で接遇コンサルティングや研修を受けると「接遇力向上」という共通の目標ができ、チームワークに一体感が生まれやすくなります。接遇力を上げるためにはどうすればよいかお互いに考えて声を掛け合えば「みんなで成長していきたい」「成長した仲間とともに、このお店で働き続けたい」という気持ちが強くなり、チーム全体にまとまりが生まれるはずです。

接遇力の向上は企業によい影響をもたらします。企業全体の接遇力アップを目指す際には、ぜひプラウドビズの接客コンサルティング・企業研修をご利用ください。